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新型コロナウイルス中和抗体測定について

【はじめに】

新型コロナウイルスに対してワクチン接種は高い発症予防効果が認められており、ワクチン接種が広く推奨されています。ワクチン接種、自然感染により中和抗体が作成され、感染予防や重症化リスクを抑える効果があります。

一方で接種後に、中和抗体が減少し予防効果が低下する可能性が指摘されています。

【中和抗体とは?】

中和抗体とは、新型コロナウイルスに結合してヒトの細胞へのウイルス侵入を防ぎ、感染や重症化を予防する抗体です。

【中和抗体を調べる目的】

  • 現在の新型コロナウイルスに対する免疫力の評価
  • ワクチンを接種していない方は、過去に新型コロナウイルス感染の有無
  • 中和抗体量を期間をあけて測定することで抗体量の推移を調べて感染予防効果の経時的な変化を評価

【方法】

  • 採血でアボット社の新型コロナウイルスIgG抗体定量検査にて測定を行います。
  • 抗体量の推移を評価するには、期間をあけて2回測定する必要があります。
  • 検査結果は、5日程度で判明します。

【費用】

  • 新型コロナウイルス中和抗体定量測定は保険外の自由診療です。
  • 検査費2,500円が必要となります。
  • 結果説明は通常診察時に行います。当院通院歴のない方は、診察が必要となり別途、診察費用が必要となります。

【評価について】

現在、体内でどれだけの抗体量があれば発症や重症化予防に十分であるかは明らかになっていません。ワクチン接種から時間が経過するにつれて抗体量は徐々に減少すると考えられており、当院では期間をあけて2回測定する事を推奨しています。

ただし、中和抗体量で追加接種が必要かどうかについては現在のところ不明なため、あくまで今後の感染予防、追加接種を行うかどうかの一つの指標となります。

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